女子プロレス界のカリスマ・長与千種(52)が9日、邪道・大仁田厚(59)に大激怒した。

 13日の超花火プロレス神戸大会(兵庫・神戸常盤アリーナ)で行われる「ノーロープ有刺鉄線電流爆破デスマッチ」で一騎打ちする2人はこの日、午後1時から都内のゼロワン道場で会見が予定されていた。

 長与は1時間前の正午に到着していたが、開始時間になっても大仁田は姿を現さない。現地時間5日(日本時間6日)に米国初の電流爆破マッチを終え、航空機の遅延で8日深夜に帰国したばかりだった。

 次第にイライラが募った長与は「こっちは1時に来いって言われて来たんだよ! なめられてる。ずっと一緒にやってきたのに、このスカし方はないでしょ!? どんな事情であれ、来ないのなら、こっちだってやってらんない!」と吐き捨てると、次の瞬間には目の前のテーブルを蹴り倒してしまった。

 さらに「米国で爆破を終えたばかり? そんなの関係ないよ。こっちは日本なんだから。本当に胸クソ悪い」と言い残すと、そのまま会見場を後にした。

 しかも、タイミングが悪いことに事務所宛てに届いていたという、大仁田からの血判状をゼロワンのオッキー沖田リングアナ(43)から手渡されると、長与は読みもせずにビリビリに破り捨てた。揚げ句の果てに沖田リングアナにまで蹴りを入れるほどの激高ぶりだった。

 邪道の心理作戦なのか単なる寝坊なのかは不明だが、長与の闘争心に火がついたのは確かだ。