初代タイガーマスク(59=佐山聡)率いるリアルジャパンは4日、都内の本部で会見し元横綱・大鵬(享年72)の孫で元関脇・貴闘力(49)の長男・納谷幸男(22)が9・14後楽園ホール大会でデビューすることを発表した。

 納谷は身長197センチ、体重130キロの巨体でありながら「強い足腰と柔らかい上体を併せ持っている。こういう選手はめったにいない。プロレスラーで言えばマスクド・スーパースターのような選手になれるのではないか」と初代虎も絶賛する身体能力の持ち主だ。

 大きな可能性を秘める恵まれた体を祖父と父から受け継いだ納谷は、デビューに向けた意気込みを問われ「今は大鵬の孫、貴闘力の息子として注目してもらっていると思うが、いずれは“レスラー・納谷幸男”として評価してもらえる選手になるように頑張りたい」と意気込みを語った。

 大型新人がデビューするとあって初代虎が寄せる期待も大きい。近日中に特訓を行う予定があることも明かした上で「新しい技を伝授するつもりです。名前は『ファイブ・ストリーズ・ホールド』と『アルバトロス』という技。合宿を行うのでそこで教える」と話した。初代虎が考案している新必殺技とは一体なんなのか…。答えは9月14日を待つほかない。