中邑 破天荒なインター王座防衛構想

2013年01月08日 19時00分

<2012年度プロレス大賞授賞式(7日)>並んで突き放す。技能賞を獲得した新日本プロレスのIWGPインターコンチネンタル王者・中邑真輔(32)はIWGP王者との立場逆転を成し遂げる決意を示した。

 授賞式に参加するのは新人賞を取った2003年以来10年ぶり。まだまだ青かった当時と比べ、貫禄は十分だ。かつてG1クライマックスで激闘を繰り広げた天龍源一郎や初対面の愛川ゆず季などと談笑し、リラックスした表情を見せた。

「プロレスには好みもアプローチの仕方も多々ある中で、独特と言われる自分のやり方が評価されたのはありがたい」と受賞の喜びも込み上げる中邑は2013年、ある野望を胸に秘めて防衛ロードを歩む。それはIWGP王者を挑戦者として迎え撃つことだ。「誰も出せない輝きをこのベルトにつけて、IWGPのほうからこっちにすり寄ってくる形にしてみたい。自分に変化と刺激を求める手段として、このベルトの価値を上げられるところまで上げようと思う」と言い切った。

 すでにその第一歩は力強く踏み出している。1・4東京ドーム大会で“日本格闘技界の象徴”桜庭和志を撃破。しかも、メーンで行われた棚橋弘至VSオカダ・カズチカのIWGP戦を上回る1・4決戦のベストバウトとの呼び声も高く、インター王座の価値は飛躍的に向上した。1・19後楽園ホール大会では一転してルチャの申し子、ラ・ソンブラの挑戦を受ける。この自由な発想がインター王者の武器だ。

「桜庭和志の次の防衛戦がルチャドール。この振り幅の広さが面白い」。IWGP王者時代より生き生きとした目つきの中邑が「至宝交代」という偉業を現実のものにするかもしれない。

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