【新日G1】みのる撃沈 ケニー連覇に燃ゆ

2017年07月21日 16時30分

最後は片翼の天使でみのる(右)を沈めたケニー

 新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」は20日後楽園大会でBブロックが初戦を迎え、前年度覇者でIWGP・USヘビー級王者のケニー・オメガ(33)がNEVER無差別級王者・鈴木みのる(49)との王者対決を制し、白星発進した。バレットクラブと鈴木軍のリーダー対決でもあった一戦で価値ある1勝。連覇に向けて最高のスタートを切った裏には、2つの思いが秘められていた。

 

 両軍セコンドが入り乱れる大乱戦。イス攻撃に関節技地獄とみのるの性悪殺法で右ヒザに集中砲火を浴びてしまう。それでも20分過ぎに、痛む右ヒザでVトリガー2連発。最後は片翼の天使(変型ドライバー)を炸裂させ、Bブロック最初の天王山を制した。

 

 王者同士、ユニットのリーダー同士の一戦において、どうしても負けられない理由は他にもあった。先立って17日北海道大会で行われたAブロック初戦では、かつての盟友で特別な存在、飯伏幸太(35)が敗れながらも破天荒殺法で会場を熱狂させた。

 

 飯伏との優勝決定戦(8月13日、両国)を熱望しているケニーは「あれだけ動けることにはいまさら驚かないが、雪崩式パイルドライバーにはビックリした。相手が内藤(哲也)だからこそのクレージーな試合だったね。負けたけど、まだサプライズがありそうな感じだった」と改めて刺激を受けた様子。「アイツは自分の力を証明した。だから俺は今日、自分の進化を見せたかった。飯伏と一緒にいたころにはなかったタフな戦い、タフなプロレスを見せることができたと思う。次はアイツが、アイツの進化を見せる番だ」と豪語した。

 

 またケニーは開幕前にSKE48の松井珠理奈(20)が本紙で行ったG1予想も発奮材料に変えていた。「俺がBブロックを通過するのはかなりいい予想だが、決勝で永田(裕志)に負けるとはどういうことだ」と準優勝予想に反発。ちなみにテレビ朝日で放送された「お願いランキング」の「松井が選ぶイケメンレスラー」でも2位止まり(1位は棚橋弘至)となっており「何で俺はいつもジュリナのナンバー2なんだ?」と、G1連覇でトップアイドルを“改心”させる野望もひそかに抱いている。

 

 ともあれ、最高のスタートを切ったケニー。運命の夏が、いよいよ幕を開けた。