14日の女子プロレス「シードリング」後楽園ホール大会で“ヤンキー娘”世志琥(23)が因縁の下田美馬(46)と一騎打ちした。

 世志琥が「ババア」呼ばわりしたことから遺恨が生じた2人は、序盤から感情むき出しの攻防が続いた。先に仕掛けたのは下田だ。トペスイシーダから場外戦に持ち込むと、イスでメッタ打ちに。「猛武闘賊」時代の血が騒いだのか、ラフファイト全開で追い込んだ。

 だが世志琥も負けてはいない。2度目の場外戦ではお返しとばかりにイス攻撃を放つと、2人は南側客席中段までなだれ込み、激しくやり合った。

 終盤は下田の蹴りで左目付近から流血した世志琥だったが、最後はラリアートで勝利。試合後は不敵な笑みを浮かべて上から見下ろすと、さっさとリングを後にした。