“変態王”こと佐藤光留(37)が9日、千葉市内の住宅街で会見し、自身が所属する全日本プロレスの暴走ユニット「エボリューション」を率いる諏訪魔(40)に、グラップリングルールでの対決を要求した。

 革ジャンに果たし状という、その場所に似つかわしくないいでたちで現れると「先日、一枚岩になったエボリューションですが、少し早かったかなって」とポツリ。その後、声色と口調を変えて「8月(3日)の新木場大会で! 新木場大会で! 新木場大会で! シングルマッチをお願いしたい! シングルをやりたいと言っても、諏訪魔選手、諏訪魔選手、諏訪魔選手! 嫌がるのは分かっとる。だから、オレは、ワシは、グラップリングマッチで挑みたいんじゃ!」とまくし立てた。

 さらに果たし状を開いて中身を公開すると、対戦を要求した理由について「いがみ合うためじゃない。オレは、より深くレスラーがお互いを分かり合うには戦うしかないと思っとるんじゃ」と説明。

 グラップリングマッチについては「今のままじゃエボリューションは面白レスリング部なんですよ。(宮原健斗らの)ネクストリームはバンバン、リングを叩いたり“オイオイ”言ったりして面白リズム同好会と言っていい。そこで違いを見せないといけない。プロレスって、プロレスリングじゃなくなってきてるじゃないですか。爆弾が付いたバットで殴ったり。正しい形で中心に行くにはレスリングだと思うんです」と現状を憂いながら話した。