新生ノア引っ張るKENTA“柴田にパワーもらった”

2013年01月10日 16時00分

 ノア6日の後楽園大会で、黒い蹴撃戦士・KENTA(31)がGHCヘビー級王者・森嶋猛(34)との一騎打ちに激勝。27日の大阪大会での同王座挑戦に向けて最高のスタートを切った。新エース襲名に王手をかけた快進撃の裏には、かつての盟友・柴田勝頼(33)の存在があった。

 

 開幕戦でシングルマッチという異例の前哨戦で、KENTAは序盤から王者と激しい張り手、エルボー合戦を展開。約50キロの体重差をものともしない気迫を見せた。

 

 中盤にはラリアートからの岩石落としを浴びながらも、執念で3カウントを許さない。ハイキックの連発で反撃に転じると、王者の巨体を担ぎ上げてゴー2スリープを発射。大の字の森嶋を強引に引き起こして顔面にキックを乱射すると、最後は2発目のゴー2弾で激闘を制した。

 

 所属選手が大量離脱して迎えた試練の2013年初戦で結果を残したKENTAは「聞こえる? 風向きが変わる音。大阪で俺がベルトを取って、長かった冬に暖かな春の風を吹き込みたい」と豪語した。森嶋には昨年のグローバル・リーグ戦公式戦に続いて2連勝。初のGHC王座奪取に王手をかけた格好だ。

 

 快進撃の裏には、昨年9月から新日本プロレスを主戦場にしている盟友・柴田の存在がある。昨年末には柴田の呼びかけで「4~5年ぶり」(KENTA)に都内で合同特訓が実現した。新日プロ1・4ドーム大会を会場で観戦し「柴田さんに関しては、お互い刺激になる存在。プロレスの中でのフリースタイルは、さすがですね。あと新日本が東京ドームでやっているのを見て、食らいついていかなきゃいけないとも思った」と、盟友のファイトにパワーをもらったという。

 

 現在は違う道を歩んでいるものの「なさそうともありそうとも言ってない。あるかもしれないでしょ?」と、将来的なリング上での再会も見据えるKENTA。そのためにも、まずは大阪決戦で新生ノアのかじ取り役の座をものにする。