【東京プロレス娘のスイーツトーク】プロレスを初めて見る人にも強さと華やかさを同時に伝えられるプロレスラー、それが紫雷イオ選手! 異性からはもちろん、同性から見ても魅力的ですよね。私にとっても、年齢や性別を超越した憧れの存在です。

 後楽園ホールの南側客席階段上からフワッとムーンサルトアタックで舞う姿は、まさにキャッチフレーズ通り“天空の逸女”! 華麗な空中技だけではなく、器械体操をバックボーンにした柔軟なしなやかさと当たりの強さ、甘い顔立ちから発せられる低めの声、女性らしいセクシーな外見と男前な発言…さまざまなギャップで魅了してくれます。

 リングネームの「イオ」とは、ドラクエの呪文も何か関係あるのかなと思っていたのですが…実はそうではなくお母様が命名されたとのこと。もともと「以弦(イオ)」という漢字表記だったそうですが、覚えにくいということもありカタカナになったのだとか。自伝「覚悟~『天空の逸女』紫雷イオ自伝~」の中でも言及されていますのでぜひ、ご一読を。

 そんなイオ選手はメキシコ通でありマスク好きとしても知られています。特にお好きなのがレイ・ミステリオ選手。619からスプリングボードキックの流れを見て、体だけではなくリングをも武器にしている姿に胸を撃ち抜かれたそうです。小さな体でも大きな選手相手に戦い、スターになれるということに「夢を見させられましたね」と語ってくださいました。

 21日のワールド・オブ・スターダム選手権(後楽園)では岩谷麻優選手に敗れて赤いベルトを手放しましたが「これから先も、まだまだやらなきゃいけないことがある」とコメントされていたのが印象的でした。

 試合翌日に改めてうかがうと「ベルトがなくなったからって私の価値がなくなったわけじゃない」「もっとすごい試合をお客さんに見せたい」「驚き、喜び、悲しみをプロレスを通して届けたい」「そのために判断しなきゃ」と胸の内を明かしてくださいました。

 これからも夢を届けるため、首の治療で長期欠場することを発表したイオ選手。再びリングに舞い戻ってくるその時を、楽しみに待っています!