女子プロレス界のカリスマ・長与千種(52=マーベラス)が28日、新設される電流爆破デスマッチの女子王座「爆女王」奪取プランについて激白した。邪道・大仁田厚(59)との決着がつく今夏にいよいよ初代女王を争うトーナメントをスタートさせる予定で、急ピッチで参加選手を選考中。女子プロ界の“横綱”と異名を取るあの選手と、次期エース候補の名前が急浮上した。

 10日の超花火プロレス新潟・糸魚川大会で長与は共闘してきた大仁田と決裂。ついに対決を決意して「なにわ超花火」(7月23日、エディオンアリーナ大阪第2競技場)での激突が濃厚になっている。

 背中を押したのは、新設される「爆女王」の存在だ。超花火プロレスの工藤めぐみエクスプロージョンプリンセスからは「そろそろ爆女王のベルトを動かしていいんじゃないですか!?」と要請されたことで、大仁田との決着戦後は、即座に初代女王を争うトーナメント戦開催を計画しているのだ。

 しかも意中の参加選手について、長与はこの日「プロレスができて、なおかつ爆破マッチができる人」との条件を提示すると「まず彩羽匠は決まっています。あと(スターダムの)ロッシー小川社長は何を言うか分からないけど、岩谷麻優を出してくれるかな!? メチャメチャ強くなった匠との試合を見たい」とブチ上げた。

 岩谷はスターダムのシングル2冠王で、女子プロレス界の次期エース候補。かつて同じスターダムに所属したマーベラスの愛弟子・彩羽と対戦させたい構えだ。そしてさらなる大物候補も考えている。長与は「今までは『ノー』だったけど…里村明衣子も出してみたい」と続けたのだ。

 説明するまでもなくセンダイガールズを率いる里村は、ガイア時代の長与の愛弟子。現在も師弟関係が良好なのはプラス材料だ。その一方で、これまで女子爆破戦線には高橋奈七永、世志琥、紫雷イオの名前が出ては、実現に至っていないのも事実。特に今年1月、イオに爆破戦を呼び掛けた際はスターダムファンから猛反発を受けたが、果たして今回は――。すっかり“女邪道”と化したカリスマの手腕に注目だ。