野人・中西が念願の自力初勝利

2013年01月05日 16時00分

<新日本プロレス1・4東京ドーム大会>奇跡のカムバックから88日目、野人・中西学(45)が念願の自力初勝利を挙げた。

 試合終了のゴングが打ち鳴らされた瞬間、中西は両拳をドームの天井へ突き上げた。2011年6月に中心性脊髄損傷を負い、長期欠場を余儀なくされた。昨年10月に復帰するも、極悪軍団CHAOSの理不尽な暴行にさらされ続けた。

 この日も悪夢は繰り返され、入場する花道で奇襲された。ボブ・サップをアルゼンチン式背骨折りで担ぎ上げるも、即座にイスで背中を殴打された。さらに、矢野通と飯塚高史にイスを使った合体チョーク攻撃を食らい、首も痛めつけられた。

 それでも野人は立ち上がった。矢野と高橋裕二郎を一度に投げ飛ばすとチームも総力を挙げて中西をバックアップ。敵軍全員をコーナーに詰めて4人がかりで波状攻撃だ。息を吹き返した中西は宿敵・飯塚を投げっぱなしジャーマンで投げ捨て、助っ人の曙が肉弾プレスを投下。すかさず中西は飯塚をアルゼンチンでギブアップさせた。

 中西は「うれしい。元気のない中西学ですまんかった。燃費の悪いレスラーでもいいんや。これからどんな相手でもやってく」と完全復活を宣言した。