平成のテロリストこと村上和成(43)が15日、都内のIGF事務所を占拠して新ブランド「NEW」に宣戦布告した。

 正午ちょうどになった瞬間、村上がIGF事務所に姿を見せた。スタッフの制止を振り切って事務所内のイスに腰を下ろすと「ここを今後は俺たち『村上会』の事務所兼会議室にする。分かったな?」と勝手に宣言。鈴川真一(33)ら所属レスラーも不在でスタッフはなすすべがない。言われるがままに机とイスを明け渡した。

 村上はNEW12日の宇都宮大会終了後、リングに乱入して鈴川を鉄拳でKOし、テロリスト健在を誇示。「鈴川が『強いヤツはかかってこい』って言ってるのを見たから、下見に行ったんだよ。そしたら大したことなさそうだからテロった。IGFのエースとか言われて勘違いしちゃってるんじゃない?」とふてぶてしく挑発を繰り返した。

 さらには「これから祭りだよ。オレの周りの人間にも『NEWで暴れる』って声かけたら、みんな乗り気になってるから。そいつらとNEWを襲って暴れてやるよ。村上軍? 違うよ。村上会だ。楽しみにしてろよ!」と、表情に狂気までにじませながらテロ継続を宣告した。

 最後には事務所に飾ってあったアントニオ猪木氏(74=参議院議員)のパネルを「ここにふさわしくない。いただいていくから」と勝手に取り外す始末。「次来るまでに(村上会の)専用電話を引いとけよ!」と吐き捨てるや、パネルを担いだまま雑踏の中に姿を消した。