<ドラゴンゲート山梨・甲府大会(14日)>W―1の武藤敬司(54)が14日、新プロジェクト「プロレスフェス」(仮称)の開催計画を明かした。

 武藤はこの日、ドラゴンゲート山梨・甲府大会に参戦。メーンの6人タッグ戦で同じ山梨県出身の鷹木信悟(34)をレスリング技術で圧倒し、最後は必殺の閃光魔術弾で吉田隆司(34)を沈めて健在ぶりを見せつけた。

 今年4月にW―1の社長を退いて会長に就任。その際に「俺しか持っていないパスポートがある」と他団体出撃を表明してから、この日のドラゴンゲート以外にもノア、DDT、地方のマイナー団体などに出場してきた。武藤は「いろんなオファーをいただいてネットワークも広がった。パスポートを使った収穫だよな」と話す。その上で“収穫”を活用した新計画を明かした。

「いくつかの団体を集めて一つの会場で試合をしてもらう『プロレスフェス』をやろうと思っている。会場の問題もあるけどリングを複数置くのもいいよな。一番面白かった団体に投票できるようにしたり」

これまで接点のなかった団体と接触を持つことで視野も広がった。「地方のプロレスって元気なんだよ。このへん(山梨)だとグレート無茶(信州プロレス)っていうレスラーがいて、オレより有名(笑い)。そういう力を集めたいんだ」と武藤。新たな動きに注目が集まる。