内藤 IC挑戦者候補に虎戦士W指名

2017年04月03日 16時30分

ロビンソン(上)をスパインバスターで叩きつけた内藤。意外な男を挑戦者に指名した

  新日本プロレスのIWGPインターコンチネンタル王者・内藤哲也(34)が2日、団体に禁断の“踏み絵”を突き付けた。IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(29)と「NEW JAPAN CUP」覇者・柴田勝頼(37)の頂上決戦が実現する9日の両国国技館大会でただ1人王座戦が組まれなかったIC王者は、次期挑戦者候補に新覆面戦士・タイガーマスクWをリストアップ。自ら新たな夢対決を浮上させた意図とは――。

 

 NJC覇者の柴田がIWGP挑戦を選択したため、IC戦線は白紙の状態。両国決戦で王座戦が組まれなかった内藤は不満をあらわにしてきた。

 

 このまま陰湿な団体批判を延々と続けるのか…と侮るなかれ、そこは昨年度の東京スポーツ新聞社制定プロレス大賞MVPだ。ダテに自分で道を切り開いてきたわけではない。「どうやらIC王者は新日本から忖度してもらえないようなんでね。テーマがないなら、自分で見つけるよ。その代わり、後になって俺の言うことに文句つけないでくれよ? 何のテーマも与えなかったのは新日本なんだから」と生産的な思考に切り替え、次期挑戦者を自ら指名する意向を示した。

 

 とはいえ団体内はNJCで格付けが済んだばかり。優勝者以外の出場15選手は現状として見劣りする。そこで内藤が目をつけたのが、3月6日大田区大会のオカダ戦が話題となった新虎戦士だ。「例えば俺がタイガーマスクWとやりたい、と指名したらどうなるのか。もちろん新日本は動いてくれるんだろうね? 実現したら彼とは初対戦になるんだろうけど、大田区を(超満員)札止めにするくらい、お客様の期待はあるみたいだしね」

 

 肌つやを見るに同年代らしきWとの王座戦は実際に魅力的だが、真の狙いはむしろ「団体の対応を確かめる」ところにありそうだ。内藤は「オカダVSタイガーマスクWをドリームカードって言ってあおったんだ。まさか内藤相手じゃドリームカードにならないとは言わないよね?」と、IWGP王者がWとの対戦を熱望した際、早急に対応した団体をけん制。

 

 この要望が通るか否かで、IC王者の権威や発言権を推し量ろうと“踏み絵”を突き付けた格好だ。

 

 この日の足利大会では10人タッグ戦で大暴れ。今回の発言まで無視されると、本紙はまたファミレスに緊急招集されそうなので、新日本の英断が待たれる。