全日本プロレスの諏訪魔(40)率いる暴走ユニット「エボリューション」は19日に会見を開き、挑発を続ける邪道・大仁田厚(59)への怒りを爆発させた。

 エボリューションと邪道は昨年11月に大仁田が青木篤志(39)、佐藤光留(36)組からアジアタッグ王座を奪取したことで抗争が勃発。諏訪魔との因縁も深まる一方で、12日の全日本後楽園大会でも大乱闘を巻き起こしていた。

 これを受けて諏訪魔、青木、佐藤の3人は5月28日のエボリューション興行(神奈川・茅ヶ崎市体育館)で大仁田、邪道軍A、B組と対戦すると発表。諏訪魔は「デスマッチ系にはしない。体と体でぶつかり合うプロレスで決着をつける。ビビらず、出てこい」と譲らぬ考えを口にしつつ挑発した。

 一方、大仁田からは超戦闘プロレスFMW4月の青森大会(同13日=弘前市河西体育センター、同14日=青森市はまなす会館)で電流爆破マッチでの対戦を要求されているが「青森には、ボクと青木さんが行きます。諏訪魔さんには行かせない。行くって言っても止める」(佐藤)と前アジア王者の2人が出撃する意向を表明。試合形式についても邪道サイドの要求をのむとした上で「こっちが条件をのむからには向こうにも条件をのんでもらう。条件? アジアタッグ(への挑戦)でしょうね」(青木)と話した。

 この3人の発表を受けて邪道はどう動くか。要求をそのまま受け入れるとは到底思えないが…。