女子プロレス「JWP」の中森華子(28)が16日、東京・江東区の東京スポーツ新聞社を訪れ、20日の東京・板橋グリーンホール大会への意気込みを語った。

 同大会では自らの志願で、所属選手との6人がけマッチ(各5分1本勝負)に臨む。相手はコマンド・ボリショイ(年齢非公表)、Leon(36)、KAZUKI(41)、勝愛実(22)、ライディーン鋼(25)、藤ヶ崎矢子(19)で「6試合もやるのは未知の世界だけど、強い中森華子を見せたい。30分もかけずに、全部勝つつもり」と豪語した。

 同大会で勢いづけたい理由もある。女子団体で最古となったJWPは4月2日の旗揚げ25周年大会(後楽園ホール)を最後に所属7選手が独立し、8月に新団体を設立することが決まっている。JWPとしての大会は20日板橋大会のほか、26日の両国KFCホール大会、そして4月2日後楽園大会の3大会だけ。

 しかもJWP最終戦となる4・2大会で中森はJWP認定無差別級王者として倉垣翼(41)との防衛戦を行う。この大会をもって同王座も返上される予定で「私がやるべきことは防衛して終わることです」と気持ちを高めている。

 応援してくれるファンからは団体名の消滅を心配する声が届いているが「私だって最初は悔しかったり、寂しい気持ちがあった。でもチャンピオンとして未来を見せたい。『みんなついて来い』という姿を見せることが私の務め」と表情を引き締め、まずは20日の6人がけマッチに集中した。