IGFの新ブランド「NEW」旗揚げ戦(4月5日、後楽園ホール)に出場する船木誠勝(48)が15日、闘魂遺伝子の伝承を誓った。

 参戦を決めた理由について船木は「(アントニオ)猪木さんへの恩返しですね。残された闘魂遺伝子をどう育てていくかが、この団体のコンセプトだと思う。猪木さんはいないですが(相談役に)藤原喜明さんもいる。遺伝子が少しでも入っている選手として力を貸したいと思った」と説明した。

 NEWの中心は鈴川真一(33)や青木真也(33)。だからこそ、48歳になった自分の役割は重要になると自覚している。「後に続く人間がいないと遺伝子が消えてしまう。還暦まで12年しかない自分に何ができるのかを考えたら、彼らの前に立って、試合の中で頑張ってくれなきゃという姿勢を示すしかない。いずれ、自分も用が済めばいなくなると思うし」

 同大会では中井光義(28)と一騎打ちする。「全試合、闘魂を感じられる試合にしてほしい」と期待を込めた船木。新たに誕生する戦いの舞台を心待ちにしている。