元横綱曙(47)が14日、SMOPの相棒・将軍岡本(33)との“相撲特訓”を決意した。

 この日、2人はDNAの東京・新宿フェイス大会に出場。LEONA(23)を加えたトリオで渡瀬瑞基(26)、上野勇希(21)、吉村直巳(21)の若手組と対戦した。曙は岡本のピンチにもまったく手を貸さず、チョークスラムからのエルボードロップで上野を料理した。

 岡本の試合内容について曙は「相手の攻撃を耐えて、自分で返す場面が増えた。自分で行きたいというのは経験しないと出てこないんですよ。浜(亮太)もそうやって3冠ヘビー級王者になった。これから一人でベルトを狙うなら、そういうことを覚えていかないと」と成長を認めながらも課題を与えた。

 しかし、この日はまったく連係技を出さずに終わった。曙は「言わなくても伝わるようになってきたけど、もっと高めないと。部屋にでも行けばいいんじゃないかな?」と提案。元力士の2人らしく、相撲部屋の稽古に参加する計画を明かした。

 岡本も「ぜひ行きたいっス。まわしもつけますよ。横綱、稽古ごっちゃんです!」と快諾。ゼロワンでNWAインターコンチネンタルタッグ王座を保持する2人は、5月12日の名古屋大会でボブ・サップ(43)、TARU(52)組との防衛戦を控えている。“原点回帰”を果たして決戦に備える構えだ。