ゼロワンに所属する日高郁人(44)のデビュー20周年記念興行「日高祭20」(15日、東京・江東区の豊洲PIT)の会見が13日、都内のゼロワン道場で行われ、11選手が出席した。

 一部選手から日高との心温まるエピソードや感謝の言葉が出る一方、すっかり悪ノリした選手たちは言いたい放題だ。

 木高イサミ(35)が「楽しかった思い出は…ないですね。(20人がけマッチで)キレイにボクが勝って、日高郁人のプロレス人生が終わることを願っています」と口にしたのを皮切りに、田中将斗(44)も「16~17年前に(米国)ECWで一緒になって、グローブが欲しいというのでプレゼントした。だけど先に帰った日高から国際電話で『買ってもらったグローブ、そのへんに忘れてないですか?』って。人がプレゼントしたものを簡単に忘れる人間です」と暴露した。

 さらに鈴木秀樹(37)が「日高さんは可もなく不可もなく、怖いわけでもない、ちょうどいい先輩ですね」と何とも面倒くさそうにコメントすると、会見の司会を務めた笹崎勝己レフェリー(52)も「思い出ですか? 特にないですね」と言い出す始末だった。

 主役にもかかわらず、すっかり面目を失った日高は「人望ゼロですね…。皆さん、15日は真面目にやってください…。20年をかけて全力で戦います」と意気消沈しながら語った。

 なお大会当日、日高は20人がけマッチに出場するほか、メーンでは藤田ミノル(39)と組み、丸藤正道(37)、ディック東郷(47)組と対戦する。