女子プロレス「シードリング」は3日、都内で美女戦士・Sareee(20)の入団会見を行った。

 2月26日の後楽園ホール大会を最後にディアナを退団し、同27日から高橋奈七永(38)率いるシードリング所属になった。Sareeeは「若さと勢いを武器にシードリングを引っ張っていきたいと思います。そして一日も早くこの3人(高橋、世志琥、中島安里紗)より強くなって、自分が団体をまとめたいと思います」と所信表明した。

 所属として最初の試合は16日のシードリング後楽園大会で、しかもメーンに抜てきされた。相手は因縁の世志琥(23)。これまでの対戦成績は1勝2敗で、「キッチリ3カウント取って、これからの勢いを見せる」と2連勝を誓った。

 さらに相手の嫌いな点を聞かれると、迷わず「全部が嫌い。特に顔。お前を踏み台にしてやるよ」とキッパリ。この発言がAKB48を心から愛し、アイドルレスラーを目指す乙女のプライドを傷つけた。

 顔を真っ赤にした世志琥は「テメーよ、ウチに1回勝ったくらいで調子乗ってんじゃねえよ。こんなんで満足しているヤツなんですよ、コイツは。このゆがんだ性格が嫌い。純粋そうなフリして、全然純粋じゃないから。自分が化けの皮をはがしてやっから」とヤンキー口調でまくし立てた。清純派と信じている全国のSareeeファンを敵に回すような発言だ。

 激しく火花を散らせる若手2人の様子を、団体社長でもある極太は頼もしげに見つめていた。

 3・16後楽園大会ではこのほか高橋、中島組VS水波綾、松本浩代組と、ハイスピード3WAYマッチ(藤本つかさVS米山香織VS長崎まる子)が発表された。