超花火プロレスで邪道・大仁田厚(59)と船木誠勝(47)の新旧爆破王者が初タッグを結成することが27日、決定した。

 26日の東京・八王子大会で2人は同王座をかけて対戦し、大仁田がベルト奪還に成功。試合後には極悪軍団「ブードゥー・マーダーズ(VM)」のTARU(52)と田中将斗(44)に襲撃されたが、船木が邪道を救出していた。

 これを受け、大仁田からタッグ結成を要請された船木は「助けたのは(大仁田と)もう1回試合をして勝ちたいので、TARU選手と田中選手には手を出させないという気持ちだった。だけど一人になった時に『U(UWF)とF(FMW)』の戦いは昨日で終わったほうがいいと思った。組むことで引退に向けた大仁田さんのリング生活に花を添えたい」と了承。

「しゃちほこ超花火」(3月5日、名古屋国際会議場)で初合体し、因縁のTARU、田中組と対戦する。

 しかもTARUの要求で大仁田が保持する爆破王座がかけられ、4人のうち勝者がベルトを巻くことになった。

 1週間で王座に返り咲くチャンスを得た船木は「ベルトがチャンピオンを決める。自分が再びチャンピオンになったら、それはそれで仕方ない」とパートナーを意識して謙遜した言葉を口にしながらも、虎視眈々とベルトを狙っている。