W―1は23日、3月20日後楽園大会の追加カードを発表。W―1タッグ王者のカズ・ハヤシ(43)、鈴木鼓太郎(38)組に、土肥孝司(27)、熊ゴロー(26)組が挑戦することが決まった。

 都内で行われた会見には挑戦者組の2人だけが出席。熊ゴローは「最強のタッグを目指しましょう」と意気込むが、パートナーの様子がおかしい。土肥は「昨年の夏ごろからタッグを組んでいるけど、結果は何一つ残せていない。やっぱり結果が出ないと解散もできないので…」と厳しい言葉を吐いた。

 確かに2人は昨年暮れに全日本プロレス「世界最強タッグ決定リーグ戦」に出場したが、1勝4敗でBブロック最下位に終わった。リーグ戦中の12月9日後楽園大会ではW―1タッグ王座取りにも失敗。土肥は前日(22日)の新宿大会で初代W―1リザルト王者となっており、コンビを解消してシングルプレーヤーに専念したい模様だ。

「解散」を前提にしていることが納得できない熊ゴローが「おかしいでしょ」と抗議するも、土肥は「取ったら『俺らもう辞めよう』って言えるじゃん」と最後までそっけなかった。胸を張って会見場を後にした土肥とは対照的に、熊ゴローの背中には哀愁が漂っていた…。