ドラゴンゲートのオープン・ザ・ドリームゲート選手権(2日、後楽園ホール)は、王者のYAMATO(35)がB×Bハルク(36)の挑戦を退け、3度目の防衛に成功した。

 トライブヴァンガードの同門対決となった一戦で、先に動いたのは王者だった。「こんなもんか!」と容赦なく蹴りをブチ込み、長期欠場明けの昨年5月から低迷の続くハルクにゲキ。これで覚醒したハルクもここから怒とうのラッシュを仕掛けてきたが、最後は王者だった。必殺のギャラリア(変型脳天杭打ち)で、30分を超える激闘にピリオドを打った。

 試合後は「キレたハルクは大したもんだ。俺は酒の席でしか見たことがなかったけど」とたたえると、約1年5か月先にデビューした先輩にエールを送った。「ハルク、これは俺の本音だ。入門したころから俺の前に立ちはだかっていた。今でこそ立場は逆転したけど、いつまでも高い壁でいてください。そうすれば俺も頑張れるから」

 だが、感動のシーンもつかの間、サイバー・コング(34)に急襲され、次期挑戦を表明された。早くも王者YAMATOの次なる戦いが始まった。