“邪道”大仁田厚(59)が22日、超花火プロレスのエディオンアリーナ大阪第2競技場大会で行われた史上初の「電流爆破バットロイヤルランブル」を制した。

 電流爆破バットのエジキになれば失格となるルールのこの試合。1番手で登場した大仁田は、2番手の、本来はタッグパートナーでもある長与千種(52)と激突し、誤爆に終わったものの電流バットで攻撃を仕掛けるなど激しくやり合った。

 その後は船木誠勝(47)、田中将斗(43)と続き、最後は宿敵のTARU(52)が入場。選手が入り乱れる中、大仁田と長与は好連係を見せてTARUを加えた最後の3人に残った。

 ここで長与がTARUを捕獲。大仁田が電流爆破バットで仕留めにかかるが、TARUにかわされてまさかの誤爆。長与が失格となった。その後、TARUのセコンドが乱入し危機に陥ったが、最後は長与とその愛弟子・彩羽匠が助けに入る。パートナーの援護を受けた大仁田は電流爆破でTARUをぶん殴り、勝利した。

 試合後、大仁田は長与に「そろそろ年貢の納め時です。それまで長与さん、大仁田厚に付き合ってください」とメッセージ。これに長与は「大仁田さんがリングを降りる時は、私もリングを降ります。それまで付き合ってください」と応じていた。