【プロレス大賞受賞者の特別連載「若き疾走」(最終回)】

 東京スポーツ新聞社制定「2016年度プロレス大賞」授賞式は19日に都内のグランドプリンスホテル高輪で開催。最優秀タッグ賞に輝いた大日本プロレスの“筋肉&性豪コンビ”関本大介(35)、岡林裕二(34)は昨年に全日本プロレスの世界タッグ王座を奪取して、大日本「最侠タッグリーグ」でも2連覇。17年はさらなる進化を遂げる決意だ。

 ――今年は好スタートを切った

 関本:そうですね。2日にツインタワーズ(佐藤耕平、石川修司組)を倒してBJW認定タッグ王座を奪還することができました。自分はBJWのシングル(世界ストロングヘビー級)も持っているし、今年は2冠のままで新年を迎えるのが第一の目標ですね。タッグチームとしては、取れるものはすべて取っていきたい。

 ――ベルトコレクターになると。岡林選手は

 岡林:自分は1試合ずつ大事に戦いたいですね。あとは連係の強化。一撃必殺の大技を開発したい。個人としては100%の力を出しているけれど、連係ならまだまだ足りないところがあるので。眉山(合体式二段ジャーマン)以上の技を作りたいです。

 ――個人的な目標は

 関本:自分はパソコンです。パソコンを使えるようになりたい。今、人さし指だけで1文字ずつ打っているので、ブラインドタッチが夢です。

 岡林:なんですか、それは(笑い)。

 ――PCを使えるようになりたいと

 関本:ぴーしー…? ああ、パソコンのことですか(とケロリ)。

 ――性豪は

 岡林:自分は昨年、ビッグマッチのたびに禁欲の力に頼ったのでね。今年は禁欲なしで戦える男になりたい。一歩上のステージを目指します。

 関本:欲望のままに生きるってこと?

 岡林:そういう意味じゃありません。

 関本:……。

 岡林:とにかくやりましょうよ! 関本さん!