敢闘賞のGHC王者 中嶋勝彦が目指す「黄金世代の頂」

2017年01月18日 11時00分

中嶋は同期デビュー組へのライバル心を胸に抱いている

【プロレス大賞受賞者の特別連載「若き疾走」(7)】

 

 東京スポーツ新聞社制定「2016年度プロレス大賞」授賞式は、19日に都内のホテルで行われる。11年ぶりに敢闘賞を受賞したのがノアのGHCヘビー級王者・中嶋勝彦(28)だ。昨年1月にノア所属となり1年が経過。17年の狙いから「黄金世代」と呼ばれる同期へのライバル心まで、思いのすべてを激白した。

 

 ――激動の一年だった

 

 中嶋:ノアの一員になって、2度目の挑戦で初めてヘビー級のシングルベルトを巻くことができた。レスラー人生での分岐点にはなったけど、まだ始まりにすぎないと思ってます。起承転結なら「起」の部分。

 

 ――承・転・結はどう思い描く

 

 中嶋:まず今年を勝彦イヤーにする。ベルトを持ったまま一年を駆け抜けるつもりです。俺自身も個の力を磨きたい。これからのノアは個の実力、カラーが必要になってくると思うから。例えば(グレーと黒がベースの)コスチュームひとつをとっても、デザインを変えたりしている。

 

 ――同じ健介オフィス出身の全日本プロレス3冠ヘビー級王者・宮原健斗が殊勲賞、マサ北宮も敢闘賞にノミネートされた

 

 中嶋:キャリアでいうと俺が先輩だと見られるけど、もう健斗も全日本でベルトを巻いている。それにマサだってパートナーではあるけど(敵として)GHCを争う脅威の存在。もう後輩とかじゃないね。だから、皆さんが持っている3人の印象は昔の話ですよ。それより…。

 

 ――それより?

 

 中嶋:今でもノアといえば三沢(光晴)さん、小橋(建太)さんに丸藤正道、杉浦貴の名前が出てくる。そして中嶋勝彦といえば佐々木(健介)さん、北斗(晶)さんの名前が先に出る。否定するわけじゃないけど、これを「中嶋=ノア」「ノア=中嶋」に変えていかないと。そして同期に対して、ですよ。

 

 ――2004年デビュー組はオカダ・カズチカ、諏訪魔、飯伏幸太、鷹木信悟、ジョー・ドーリング、潮﨑豪…そうそうたるメンバーだ

 

 中嶋:俺は(04年度の)新人賞をいただき、翌年(05年度の)敢闘賞を受賞した。つまりその時は同期の中でトップにいた。だけどその後は同期たちが、それぞれの団体でトップに立ち、自分が置いていかれた感があった。昨年、土台はつくることができたから、今年は一気にまくってやろうと思ってます。俺は止まらねえ!