「飛獣」の異名で日本マットでも活躍した元プロレスラーのジミー・スヌーカさんが現地時間15日にフロリダ州の親族宅で死去したと家族が発表した。73歳だった。

 フィジー出身のスヌーカさんは1969年にハワイでデビューし、WWF(現WWE)などで活躍した。華麗なボディープレスは「スーパーフライ」と呼ばれた。

 グレート・スヌーカのリングネームで71年の日本プロレスに初来日。81年から全日本プロレスの主力外国人として参戦し、ブルーザー・ブロディとのコンビで世界最強タッグ優勝も果たした。85年には新日本プロレスにも参戦した。

 96年のWWE殿堂入り後もレジェンドとして試合に出場。2015年には殺人と過失致死容疑で逮捕された。晩年は胃がんと認知症の闘病生活を送っていたと家族が発表。スヌーカ家の弁護士によると、死因は進行性の内臓疾患で、亡くなる直前に家族と過ごすために病院を退院していた。