初の殊勲賞・宮原が激白「全日本の昔話とサヨナラだ」

2017年01月12日 16時30分

27歳の若き王者が胸中を激白した

【プロレス大賞受賞者の特別連載「若き疾走」(3)】

 

 東京スポーツ新聞社制定「2016年度プロレス大賞」授賞式は19日に都内のホテルで行われる。受賞者が17年の展望を語る特別連載「若き疾走」第3回は全日本プロレスの3冠ヘビー級王者・宮原健斗(27)の登場だ。昨年2月に同王座史上最年少戴冠(26歳11か月)を果たし、老舗団体をけん引したことが評価されて初の殊勲賞を受賞。若き王者は、胸に描いている「新しい全日プロの光景」について激白した。

 

 ――飛躍の一年だった

 

 宮原:ベルトが人を大きくすることってあるの?って思ってたけど、あるんですね。プロレスラーなんだ、人に見られているって自覚がすごい勢いでついた。入場から退場までエネルギーを発散して、お客さんに伝えたいと意識したし。WWF(現WWE)時代のハルク・ホーガンの王者像は頭に描いていましたね。入場の華やかさは勉強になる。

 

 ――理想に近づいたか

 

 宮原:まだ28点。伸びしろが楽しみ。今年は50点までいくか、一気に100点までいっちゃうのか。今年は昨年の延長線上だけど、同じではファンは満足しない。満足度をレベルアップしないと。例えば発言だったり、動きだったり変化がないとね。だから変化を恐れない年にしたい。

 

 ――求める変化とは

 

 宮原:全日本プロレスというブランドをもっと格好よくしたい。昨年は伝統というものを、ちょっとした変化にして新しいものを見せる作業をやってきた。まだまだその作業は必要。伝統って、今の全日本を見ている人には分からない。内側の人間たちだけが分かっている伝統は意味がない。

 

 ――会場に増えてきた若いファン層は昔の全日本を知らない

 

 宮原:プロモーションに行くと昔話が常に出る。3冠といえば「ジャンボ鶴田」という名前が最初に出る。試合実況でも「昔はこうだった」と言われるのに飽き飽きしてる。そういう反骨心がボクのモチベーションになってる。何とかしてやろうって。だって今の全日本は面白いじゃないですか。だから2017年は「全日本プロレスの昔話とサヨナラ」ですね。

 

 ――15日の博多スターレーン大会では大森隆男(47)を相手に7度目の防衛戦が控える

 

 宮原:最多防衛記録(川田利明のV10)を目指すためにも負けられない。防衛しないと発言も伴ってこないし。博多を爆発的に盛り上げたいですね。