ゼロワンの弾丸児・田中将斗(43)が8日、師匠の邪道・大仁田厚(59)超えを誓った。

 田中は超花火プロレス「ちかっぱ超花火」(29日、博多スターレーン)で爆破王・船木誠勝(47)に挑戦する。昨年8月11日に行われる予定だったが、船木の負傷欠場により延期になっていた因縁のカードだ。「同じ博多やしね。思う存分戦いたい」と5か月分のうっ憤を晴らす覚悟だ。

 王座取りに燃える理由もある。「ベルトを取ったら第1挑戦者に大仁田さんを指名する」との野望を抱いているからだ。

「取る前から言うのもアレやけど、大仁田さんと戦うならこのタイミングしかないなと。船木さんから取るのは簡単じゃないし、100%の自信はない。口にすることで自分へのプレッシャーにしたかった」。

 いよいよ引退イヤーに入った邪道と雌雄を決する覚悟だ。

 この日の超花火プロレス愛知・一宮大会では師弟タッグで電流爆破バットマッチに出陣。田中がハートリー・ジャクソンをホイップすると、大仁田が爆破バットをフルスイングして快勝した。

「ほかの人とやっても意味がないんや!」と訴えた田中。愛弟子の熱意は邪道の胸に響くのか。