“レインメーカー”ことオカダ・カズチカ選手は、IWGP王者として新日本プロレスに「カネの雨」を降らせ続けている。その影響力は、マット界だけでなく、テレビや新聞、雑誌、WEBといったメディアに及び、ついにはセガゲームスの人気ゲーム「龍が如く6 命の詩。」にまで登場。そんなオカダ選手の新春スペシャルインタビューをお届けする。
——オカダ選手が出演した「龍が如く6 命の詩。」(以下、龍が如く6)はもうプレーしましたか
オカダ:さすがにドーム前(4日の新日本プロレス東京ドーム大会)なので、コンディションを整えないといけないですし、まだできてません。…なんだけども、ちょっと実はこっそりやってます(笑い)。でも始めたら止まらなくなっちゃうゲームだと思うんで、ドームまでは極力我慢してます。
——出演しての感想は
オカダ:プロレスゲームじゃなくて、しかもこんなに人気のある作品に出られるのはうれしいことですね。「龍が如く」は1をちょっとやったくらいなんですけど、最新作でも今までの流れがちゃんと説明されてるのですんなり入っていけますね。
——実は隠れゲーマーで、巡業中もよくゲームをしていますしね
オカダ:米国から仕入れたんです。テレビ画面付きのボックスにPS4を入れて(移動の)バスの中でやってます。僕らは巡業があるので、家にあまりいられないじゃないですか。家庭用ゲーム機が遠い存在だったんですよね。最近はそれがあるおかげで、こういうゲームもできるようになりました。
——わざわざ海外から機械を仕入れてまで
オカダ:ロッキー(・ロメロ)に買ってきてもらいました。移動中もいい時間を過ごせてますよ。
——「龍が如く6」では多人数戦略チームバトルが楽しめる「クランクリエイター」で最大のギャングチーム「JUSTIS(ジャスティス)」の幹部として登場してますが、本業の新日本ではいま話に出たロッキーと同じ「CHAOS」に所属していますね。チームの仲間はどうですか
オカダ:仲間…というか、CHAOSに関しては家族みたいな感じですね。普通の家族より一緒にいる時間が長いですし。
——自分はその中では
オカダ:僕は末っ子的な感じですよ。一番年下ですから。で、ちょっとバカなお兄ちゃんがいて。
——誰のことですか
オカダ:YOSHI—HASHIさん。後藤(洋央紀)さんもかな…。
——外道さんはどういう存在ですか
オカダ:マネジャー。
——家族に例えてた話はどこにいったんですか
オカダ:うーん、お母さんみたいな感じですかね。優しい部分もありますし、ちゃんと言ってくれるときもありますから。
——内藤選手率いる「ロス・インゴ〜」や、オメガ率いる「バレットクラブ」などユニット抗争も激しくなっていますがCHAOSとしてどう戦っていきますか?
オカダ:軍団抗争をしているイメージはないんですけどね。やっぱりチャンピオンが一番だと思ってますから。まあ、そういう意味ではCHAOSにベルトを集めたいって気持ちはあります。
——主人公・桐生一馬は信念を貫き通す男ですが、オカダ選手のレスラーとしての信念とは
オカダ:強さが一番だよってことですね。リング上の強さが全てです。派手な技が注目されたりしますけど、結局はどっちが勝つか負けるかを見に来てもらってるわけで。「カネの雨が降るぞ」と言ってても、その根底に強さがないと、何を言っても軽くなってしまう。
——「龍が如く6」で桐生一馬の伝説は終わりを迎えました。オカダ選手の伝説は始まったばかりだと思いますが、2017年はどんな野望がありますか
オカダ:プロレスをみんなにもっと知ってもらうことですよね。そういう意味ではこういうゲームに出してもらえて「こんなレスラーがいるんだ」って知ってもらえるのはありがたいことです。またどんどん、本編にも呼んでもらえるように、プロレスを盛り上げていきたいと思います。
——1・4東京ドームも重要な大会になると思いますが、意気込みを
オカダ:桐生一馬と違ってオカダ・カズチカは終わりを迎えませんので。12月は前哨戦でいいようにやられてきましたから、しっかり借りを返したいですね。東京ドームは世界中が注目する大会ですし、ケニー・オメガは世界的にも知名度のある選手ですから、しっかり倒して世界に響かせていきたいなと思います。
◇「龍が如く6 命の詩。」公式サイトhttp://ryu-ga-gotoku.com/six/