ハーレー斉藤さん48歳死去 同志・神取が涙の追悼「最高の仲間」

2016年12月16日 16時30分

2012年12月29日の引退試合では、笑顔でリングに別れを告げたハーレー斉藤さん
2012年12月29日の引退試合では、笑顔でリングに別れを告げたハーレー斉藤さん

“ミスター女子プロレス”神取忍(52)率いるLLPW―X(旧LLPW)を創設期から支えた元女子プロレスラーのハーレー斉藤さん(本名・齊藤さより)が15日、都内の病院で死去した。48歳だった。斉藤さんは2010年に子宮筋腫の摘出手術を受けており、12年12月に現役を引退。今年に入ってからは食道がんを患っていた。通夜、葬儀は近親者のみで執り行われる。後日に「お別れの会」が行われる予定で、詳細は近日中にも発表される。

 

 斉藤さんは86年8月のジャパン女子プロレス旗揚げ戦でデビュー。団体解散後の92年8月にはLLPW旗揚げ戦に参加して、当時の風間ルミ社長(51)、神取らと一時代を築き上げた。空手をベースにした打撃技を武器に、90年代の女子プロレス対抗戦全盛期を支えた“名脇役”だった。明るい性格で後輩からも慕われ、指導者としての評価も高かった。

 

 06年にデビュー20周年記念試合を行ったが、10年に子宮筋腫のためドクターストップがかかり、現役生活を断念。第一線を退いた後は、都内で飲食店を営んでいた。約2年の休養後、12年12月29日のLLPW―X赤坂BLITZ大会で引退試合(斉藤さん、神取、尾崎魔弓組対遠藤美月、コマンド・ボリショイ、GAMI組)を行っている。

 

 ジャパン女子解散後から「LLPWひと筋」を貫いた数少ないメンバーの一人。これで旗揚げ当時から在籍する選手は神取と遠藤の2人だけに。神取は「ハーレーはがんという病魔と闘って力尽きました。悔しいのひと言。30年間、同じ道を歩いてきた最高の仲間だった…」と沈痛の表情。さらには「プロレスが大好きでセンスも抜群。みんなに勇気を与えてくれた戦いは誇りです。ありがとう。そして本当にご苦労さまでした…」と涙ながらに哀悼の意を表した。

 

 くしくもジャパン女子時代にIWWA太平洋タッグ王座を保持した同期のダイナマイト関西(47=当時はミスA)は、11日のOZアカデミー後楽園大会で尾崎と引退試合を行ったばかり。斉藤さんはデビュー30周年のメモリアルイヤーに、天に召されたことになる。

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