【新日本「ワールドタッグL」】オカダが優勝にかける思い

2016年11月23日 16時30分

柴田(左)にエルボーを放つオカダ

 新日本プロレス「ワールドタッグリーグ」22日石川・金沢大会のBブロック公式戦でオカダ・カズチカ(29)、YOSHI―HASHI(34)組が柴田勝頼(37)、永田裕志(48)組を破り初白星を挙げた。すでに来年1月4日東京ドーム大会でケニー・オメガ(33)とのIWGPヘビー級王座V2戦が決定済みのオカダは、リーグ戦制覇からタッグ王座挑戦の舞台を来年1月5日後楽園大会に設定。その裏に隠された2人の思惑とは――。

 

 今リーグ戦参加チームで最多連続タイの5年連続出場となったオカダ組は、この日の公式戦で柴田組と対戦した。YOSHI―HASHIが首折り弾で柴田を場外に追い出すと、オカダが永田をレインメーカーで粉砕。戦績を1勝1敗のタイに戻した。

 

 リーグ戦では王者組以外のチームが優勝した場合、来年1・4東京ドームでIWGPタッグ王座(現王者はタマ・トンガ、タンガ・ロア)に挑戦することが慣例だ。だがオカダはすでにドーム決戦でG1覇者・ケニーとの頂上対決が決まっている。

 

 そこで2人が挑戦の舞台に見据えるのが、ドーム大会翌日の1月5日後楽園だ。オカダは「YOSHI―HASHIさんも言ってますし、1・5でもいいです。いつでも用意できてます」と王座戦2連戦にゴーサインを出した。その思いの裏には、今年の1・5で起きた“事件”の記憶があった。

 

 今年の新日プロはドーム大会後から中邑真輔、AJスタイルズらのWWE移籍が表面化。オカダが中邑本人から直接退団を知らされたのは、1月5日後楽園大会の試合前控室でのことだった。

 

「今年はつらいことがありましたから。新日本が揺れた日ですよね。いいスタートが切れなかったわけじゃないですか」と振り返るオカダは、1年後の同じ日にCHAOSコンビでベルトを取ることで“大量離脱ショック”を完全に払拭するつもりだ。

 

 くしくも1・5で中邑のパートナーだったYOSHI―HASHIも思いは同じだ。この試合は結果的に中邑の新日マット最後の黒星となっている。「悲しい思い出ですけど、あの日が僕の分岐点だったのかなと。お互いにいい思い出ではないと思うので、来年の1月5日は最高の出だしにしたいですね」と誓った。

 

 そのためにもまずはリーグ戦制覇が絶対条件。激動の2016年を支えたオカダと、急成長を遂げたYOSHI―HASHIが、悲願のタッグ初タイトルに突き進む。