【新日本「ワールドタッグL」】天コジ2連勝!「仏ってる」

2016年11月21日 16時30分

内藤(下)に抜群の連携技を見舞う天山(左)と小島

 新日本プロレス「ワールドタッグリーグ」20日高崎大会のAブロック公式戦で天山広吉(45)、小島聡(46)の天コジが内藤哲也(34)、ルーシュ(28)組を撃破し開幕2連勝。2008年大会(当時の名称はG1タッグリーグ)以来8年ぶりのVに向け好発進した。臥薪嘗胆の1年を過ごした天山は、nWoジャパン時代の盟友で元横浜DeNAベイスターズ投手の三浦大輔氏(42)の“番長魂”を胸に完全復活を誓った。

 

 新日マットを席巻しているロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンと激突した天コジは、熟練の連係で敵軍の勢いをストップ。剛腕ラリアートでルーシュを沈めた小島は「『神ってる』? 今の内藤にぴったりの言葉だと思うけど、天コジはさらにその上。『仏ってる』タッグチームなんだ。俺と天山は悟りを開いちまってるんだ」と勝ち誇った。上位概念はともかくとして、実は2人とも仏様の域に達していたという新事実は、プロレス界に衝撃を与えそうだ。

 

 頼もしい相棒に天山も名コンビ復活の決意を新たにした。デビュー25周年の節目となった今年は試練続き。3度の優勝を誇るG1で出場枠から落選し、小島から出場枠を譲り受けたものの、2勝7敗と無念の結果に終わった。

 

 それだけに「今年はタッグのベルトにも絡めなかったし、G1でもいろいろあった。ここで結果を出さないと(来年1月4日の東京)ドームにつながらない。これしかないと思ってるんでね」と今リーグ戦は不退転の決意。8年ぶりVから年間最大興行でのIWGPタッグ王座挑戦の青写真を描いた。

 

 不屈の猛牛にさらなるエネルギーを与えてくれた存在がいる。1990年代のnWo全盛期に業界の垣根を越えた盟友関係を築いた三浦氏だ。今年9月の引退登板を球場で観戦した天山は「打たれても打たれても最後の最後まで…という三浦さんのひたむきな闘志に感銘を受けましたね。プロレスも、やられてもやられても立ち上がっていくものだと思っている。強い天山を見せたい」と“番長魂”を胸に復活を誓っている。

 

 現IWGPタッグ王者のタマ・トンガ、タンガ・ロア組に続きLIJも撃破。波瀾万丈のプロレス人生を乗り越えてきた天コジが、トップ戦線返り咲きへこれ以上ないスタートを切った。