【新日本・ワールドタッグL】内藤の相棒はルーシュだった!「X」隠しの真意は?

2016年11月19日 16時30分

内藤は相棒のルーシュ(右)とともに棚橋(下)を踏みつけた

 新日本プロレス「ワールドタッグリーグ」が18日、東京・後楽園ホールで開幕。Aブロック公式戦でIWGPインターコンチネンタル王者の内藤哲也(34)が「X」改めルーシュ(28=メキシコ・CMLL)とのコンビで棚橋弘至(40)、ジュース・ロビンソン(27)組を破り白星発進した。わざわざ開幕当日まで正体を隠し、「ロス・インゴベルナブレス」本体の盟友を呼び寄せた内藤の真意とは――。

 

 この日までパートナーの正体を隠してきた内藤は、「X」説が流れながらリングサイド観戦にとどまった元サッカー日本代表MF岩本輝雄氏(44)をいちべつしつつ入場。続いて登場しリング上で仮面を脱ぎ捨てた「X」の正体はCMLLの本家ロス・インゴベルナブレスからの助っ人、ルーシュだった。

 

 メキシコから駆け付けたルーシュは、ルーシュドライバーで棚橋を蚊帳の外に追いやる大活躍。最後は内藤がデスティーノでロビンソンを沈めて白星発進を飾った。

 

 内藤は「俺は去年からメキシコのインゴベルナブレスを呼びたかったんですよ。ただ、彼らもオクパード(忙しい)ですから、なかなかスケジュールが合わなくてね」とコンビ結成の意図を説明。制御不能軍結成前の2009年メキシコ遠征時から同じルチャ教室に通うなど、ルーシュとの縁は深い。まさに待望の新パートナーと言える。

 

 また、フタを開けてみれば一見“妥当”な相棒の名前をあえて伏せてきたのにも意味がある。「なぜ『X』かって? その理由はみんなの目が東京ドームに向いてるからですよ。ワールドタッグリーグが残っているというのに、それじゃ今シリーズ観戦予定のお客様に失礼でしょう」

 

 IC王者はすでに来年1月4日東京ドーム大会で棚橋とのV2戦が決定している。せっかくの公式戦が「ドームの前哨戦」と見られないようにするためには、注目を集める要素が必要だった。早くも来年の年間最大興行のプロモーションが先行気味の新日プロ、そして対戦相手である棚橋に対し「トランキーロ(焦るなよ)」と忠告する狙いがあったのだ。

 

 優勝した際には来年2月のビッグマッチでIWGPタッグ王座挑戦を予告している。ドーム決戦でのカードが決定済みのシングル王者といえど、リーグ戦を“消化試合”にするつもりは毛頭ない。今年の新日マットを席巻してきた制御不能軍が、年の暮れも制圧する。