長与千種 UWF勢と電流爆破戦を本格開戦

2016年11月17日 16時30分

KAMIKAZE(左)にニールキックを叩き込む長与

「クラッシュギャルズVSU系」禁断の一戦へ――。女子プロレス界のカリスマ・長与千種(51=マーベラス)が16日、UWF勢との電流爆破戦に臨む方針を固めた。爆破王・船木誠勝(47)と初遭遇したことで、長与の原点ともいえるU系との本格抗争に突入する。リスクを背負ってまで危険な戦いに挑むのは、来年1月に新設される待望のベルトのためだ。

 

 この日、会場に到着した長与の目は、いつもより輝きを放っていた。4か月ぶりの電流爆破戦出場となった15日の神戸大会(長与、大仁田組VS船木、TARU組)で船木と初遭遇したことが理由だ。「カッコ良すぎ。何よりリング上で(船木の入場で流れた)UWFのテーマ曲を迎えたのはミラクル。映画を見てるようだった」

 

 長与はクラッシュギャルズ全盛期の1984年に第1次UWFの道場に通い、当時のトップ選手から指導を受けた。佐山聡(初代タイガーマスク)からジャーマン、山崎一夫氏から蹴り、藤原喜明組長から関節技、前田日明氏からスープレックスを習ったという。「派手なことは身体能力があればできちゃう。地味だけど細かい技はなかなかできないから」と、今でも貴重な経験だったと振り返る。

 

 とにかく船木との遭遇でスイッチが入ってしまったようで「U系の選手と電流爆破のリングでからみたい。まだ眠っている人たちもいるし。船木さんとだってちょっとしかからんでないから」と本格開戦に踏み切ることを決めた。先に見据えるのが、来年1月に新設される女子爆破王座「爆女王(ばくじょおう)」だ。「私がかかわってやっていかないと」との思いから、U系との“異次元対決”で爆破戦線を活性化させる狙いだという。

 

 この日のゼロワン静岡・富士大会で長与は大仁田との爆破王タッグ王者コンビで、TARU、KAMIKAZE組と対戦。因縁のTARUの手により被弾するピンチもあったが、最後は長与が大仁田をアシストして勝利。前夜に敗れた借りを返した長与は「大仁田さん! 最後まで付き合います!」とマイクで絶叫し、邪道マットに骨をうずめる覚悟を示していた。