女子プロレス「OZアカデミー」の結成20周年記念大会(13日、横浜文化体育館)で、ダイナマイト関西(46)と尾崎魔弓(48)が約20年ぶりにタッグを結成。12月11日のOZ後楽園大会で引退する関西が、ラストマッチの相手に尾崎を指名した。

 2人はともに1986年にジャパン女子でデビュー。関西は12月11日での引退を発表しており、同期タッグはこの日が最後となった。2人はお互いのイメージカラーである緑と赤が入った特製コスチュームに身を包んで山下りな(27)、雪妃魔矢(年齢非公表)組と対戦。

 もともとはライバル関係にあり、タッグは久々なため、尾崎のチョップが誤爆する場面もあったが、最後は関西が山下にダイビングフットスタンプを決めて3カウントを奪った。

 試合後、関西は「決めました。最後、オレとやるのはお前しかいないと思う。この30年、一緒にやってきたお前に最後をみとってほしい」と尾崎を指名。これには尾崎も「やろう。30年たった今を、みんなに見てもらおう」と快諾した。

 関西は「連係をやりたいと思ったけどやっぱり出せなかった。しみじみ思った。同じコーナーは合わない」と感無量の表情。同期との激しい戦いで30年間のレスラー人生にピリオドを打つつもりだ。