新日本プロレスのIWGPインターコンチネンタル王者・内藤哲也(34)が出場する「ワールドタッグリーグ」(18日、後楽園で開幕)のパートナーにまさかの人物が浮上した。内藤のパレハ(相棒)は「X」として謎に包まれているが、その正体について意味深発言。「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」の“準メンバー”で元サッカー日本代表MF岩本輝雄氏(44)が、プロレスデビューを果たす可能性も示唆した。

 内藤は来年1月4日東京ドーム大会で棚橋弘至とのIC王座V2戦に臨む。とはいえ「皆さんの視線が東京ドームに向いてるけど、タッグリーグが残ってるでしょ? 新日本はあんまり力入れてないみたいだけど、俺は仕掛けを準備してきたんでね」と、年内最後のリーグ戦も手を抜くつもりはない。

 内藤はパートナーを「X」としてAブロックにエントリーした。同門のEVILはSANADAとチームを結成。BUSHIは公式戦がない大会のサポートメンバーに回っており「X」ではないことがすでに確定している。

 ならば現状4人のユニットに新たに加わるメンバーは誰なのか? ごくまっとうに質問すると内藤から「トランキーロ(焦るなよ)」と一喝されてしまったが、同時に意味深な発言も飛び出した。

「まだXがどういう人間か何も言っていないからね。もしかしたら日本人じゃないかもしれないし、もしかしたらプロレスラーですらないかもしれないでしょ?」

 仮に「X」がプロレスラーではないとすれば、他競技のアスリートしか考えられない。浮上してくるのは、LIJの熱狂的サポーターでメンバーと親交が深い岩本氏だ。そこで本人を直撃してみると「Xについては、今は内藤さんに『何もしゃべらないように』と言われているので…」と否定も肯定もしなかった。さらに岩本氏に近い関係者からは「最近やたらと筋トレをしている」という不穏な声も聞こえてきた。

 くしくも米WWEではサッカー元ドイツ代表GKのティム・ビーゼ(34)が、3日(日本時間4日)のミュンヘン公演でプロレスデビューを果たしたばかり。現役時代に脅威の左足でゴールを量産してきた岩本氏のキック力は、まさに制御不能だ。本家本元のサッカーボールキックがまともに当たれば、プロレスラーから勝利を挙げることも夢物語ではない。

 まさかの元日本代表背番号「10」の衝撃デビューはあるのか。そして内藤の真意は――。タッグリーグもがぜんLIJから目が離せなくなってきた。