立ち技系格闘技「シュートボクシング(SB)」は10日、都内のホテルで「S―cup 2016」(11日、東京ドームシティホール)の前日会見を行った。

 貫禄を見せたのが世界女子フライ級王者の“絶対女王”RENA(25)だ。RIZINからの刺客、キンバリー・ノヴァス(25=ブラジル)とメーンで対戦するが「経験値、レベルの違いがあるのでそれを見せて勝ちたい。いろんな技で倒せる」と胸を張った。

 しかし直前で不安も出てきた。ノヴァスを送り込んだRIZIN関係者が「ブラジルの女子格闘家の中でも3本の指に入る。『RENA危うし』じゃないですか」と不気味なほど自信たっぷりなのだ。

「アグレッシブでメンタルが強い。師匠のクリスチャーノ・マルセロ(38)直伝。いや、師匠以上の気性の荒さです」(同関係者)。マルセロは現役時代にブラジルのシュートボクセに所属。2005年大みそかの「PRIDE男祭り」ではチャールズ・“クレイジー・ホース”・ベネット(36)とバックステージで大乱闘を繰り広げるなど気性の荒さで知られる。そんな「ヤバ過ぎる」師匠の血を受け継ぐブラジル娘を相手に、RENAは快勝を決められるか。