29年前の悪夢再び! 海賊男ガスパーX マサ斎藤襲撃予告

2016年11月04日 07時30分

大スポ編集局に届いた襲撃予告文と謎のマスク写真(囲み写真)

 昭和の亡霊が大阪でよみがえる。かつて新日本プロレスマットで悪の限りを尽くした海賊男が、12月2日に大阪・城東区民ホールで行われる「STRONG STYLE HISTORY」襲撃を本紙に予告してきた。ターゲットは、もちろんマサ斎藤。ガスパーXと名乗る海賊男は「斎藤を覚醒させる」としているのだが、その正体は果たして――。

 

 それは大スポ編集局入り口のドアに差し込まれていた。1枚の写真と1枚の英文書。写真はアイスホッケーのマスクと映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」のジャック・スパロウ船長のような衣装が写っている。そして英文には、こう書いてあった。

 

「2016年凶日 大阪スポーツへ 警告 12月2日、俺はマサ斎藤を襲撃し、覚醒させる。やつがどこにいようとな」

 

 続けて、斎藤に対して「1987年3月26日、大阪城ホールの地獄を覚えているか。お前はあの時、ビリー・ガスパーの呪いにかかり、観客に醜態を見せた。今回、ガスパー一族を代表し、もう一度、お前の前に姿を現す。お前は、もう逃げられない」というメッセージが…。

 

 海賊男からのマサ斎藤襲撃予告だ。

 

 海賊男は1987年初頭に米フロリダ州タンパに突如出現し、武藤敬司を襲撃。その後、新日マットで乱入などテロ行為を繰り返し、同年3月に大阪城ホールで行われたアントニオ猪木VSマサ斎藤の一戦に乱入。斎藤に手錠をかけ、そのまま連れ去ってしまうという暴挙に出た。怒った一部の観客が場内の椅子に火を放つなど、史上最悪の暴動事件のひとつに数えられる、まさにプロレス界の黒歴史だ。

 

 海賊ガスパーズは88年秋以降は霧のごとく姿を消してしまったが、パーキンソン病と闘うマサ斎藤の“リング復帰”を聞きつけ、大阪城ホールの因縁を清算すべく登場を予告してきたと考えられる。

 

 海賊男が襲撃してくれば、斎藤にとっては悪夢の再現。ただ、現役バリバリならともかく、今は難病に苦しむ斎藤を襲って何のメリットがあるというのか。たぶん、何もないだろう。そういう観点から浮上してくるのは警告文にある「覚醒させる」という一文だ。

 

 大事な試合をぶち壊した海賊男が目の前に現れれば、斎藤は怒りがよみがえり、怒りでその体に何らかの変化が生じることもあるかもしれない。事実、現在は北関東の専門病院で必死にリハビリ中の斎藤に、本紙が海賊男の襲撃予告を伝えたところ「ガスパー…あの野郎。カモン、ガスパー」と目を見開き、即座に反応してみせた。

 

 ショック療法で覚醒させる――その可能性にかけている人物こそが、海賊ガスパーXの正体ではないか。つまり、斎藤の回復を願ってやまないゆかりのあるレスラーが、斎藤のために起こすアクションとも推測できるのだ。

 

 現時点ではガスパーXが誰とは特定できない。しかし前記の推測を前提にすれば、斎藤のキャリアからビッグネームばかりが浮かんでくる。

 12月2日、ガスパーXがどんな形で登場し、斎藤相手にどんなアクションを起こすのか。がぜん注目となってきた。

 

【猪木も興味】マサ斎藤の“リング復帰”には、巌流島で決闘したアントニオ猪木も強い興味を示しているとか。「猪木さんは、マサを上井がどう料理するのか見ものだなって言ってるらしいんです」(大会プロデューサーの上井文彦氏)。また、天龍源一郎もプロレス専門誌で注目している旨の発言をしている。一方、長州力はWJ解散時のしこりが斎藤サイドに残っていることもあってか、何の反応も見せていない。