IGFは28日、都内の事務所で会見を行い新ブランド「NEW」の立ち上げを発表した。

 旗揚げ戦は来年4月5日の後楽園ホールを予定。この日の会見に出席した鈴川真一(33)、船木誠勝(47)、奥田啓介(25)のほか、青木真也(33)や我孫子市議の澤田敦士(33)らが参戦するという。IGFでこれまで立会人を任されてきた藤原喜明(67)が「相談役」としてマッチメークや選手の指導などを任され新ブランドの“顔役”を務めることも発表された。

 ウイスキーのボトルを小脇に抱えて登場した藤原組長はNEWについて「はっきり言ってよくわからないが、できることは何でもします。これまでIGFは猪木さんの名前でスポンサーの力を借りていたが、それではダメ。自分たちの力でやっていかなくては」と強い口調でキッパリ。そんな藤原氏を頼もしげに見つめたサイモン猪木取締役は藤原氏への「全権委任」も宣言した。

 試合は来年4月からの2年間で50試合を行い、5万人の集客を目指す。集客が目標人数に届かなかった場合は「客が集まってくれなかったらこの世界に必要ではないということ。それだけ。生存競争だから」(藤原)という言葉通り、新ブランド消滅も視野に入れているという。

 藤原組長はさっそく「1回や2回くらいは出て、おれの戦いも見せていかないといけないかな」と自らの“参戦”も宣言。新体制のもと、巻き返しを図るIGFから目が離せない。