「還暦引退ツアー」を控えた“邪道”大仁田厚(58)の新たな化身が3日、都内に出現。因縁深き相手に宣戦布告した。

 大仁田はこの日、ファイヤープロレス「ハロウィン・モンスターカーニバル」(21日、東京・新木場1stRING)の開催を発表。そこに自身の新たな化身「でびる・にた男」を投入することを明かした。にた男は魔女HASEGAWAの宅急便、ダークサイドパンダ保坂と組んでマミー論外、ジーザス矢口、落武者橋本組と全員仮装6人タッグ戦で激突する。

 大仁田は「にた男は大仁田厚の悪の部分が具現化したもの。グレート・ニタは天使(?)なので、凶悪さはでびる・にた男がはるかに上」と簡潔に説明するとその場を去った。

 すると入れ替わりにユラリとにた男が登場。ひとしきり奇声を発した後「ぼくは…にた男。グレート・ムタ、ぼくと、たたかえ。悪の化身の頂上決戦をしろ」と不気味に対戦要求。パートナーであるはずの魔女HASEGAWAに暴行を加えると、会見場を後にした。

 グレート・ムタは、W―1の武藤敬司(53)が代理人を務める悪の化身の“代表格”だ。ニタとは1999年8月28日の新日プロ神宮球場大会で対戦。この時はムタがニタを下し、一度は魔界に強制送還している。にた男はそのカタキを取るつもりなのだろう。新たな邪道の化身にムタがどう反応するか、注目だ。