全日本プロレス「王道トーナメント」(4日、品川で開幕)に初出場する“悪魔仮面”ケンドー・カシン(48)が、3日に都内で行われた前日会見に支離滅裂なメッセージを送ってきた。

 会見は欠席したものの、代わりに全日プロを通じてコメントを発表。「花なら咲けばいい 樹木はまっすぐ伸びればいい 人の心はやさしさと小さな愛がひとつあればいい 若者よ夢を見ろ たとえば貧しい暮らしでも どんな夢でも眠れば俺のもの 夢は明日をかけめぐる 俺たちはまだ出来る 勇気と情熱があればいい どんな夢でも望めば俺のもの 命つきるまで燃えあがれ」(原文ママ)。

 何かの歌詞のような気もするが、これが読み上げられると秋山準(46)、諏訪魔(39)、青木篤志(38)だけが微妙に反応。「俺は笑っただけだろ…。やっぱりアントニオ猪木の弟子なんだなと思っただけ。俺は最後(19日の後楽園ホール大会の優勝決定戦)に当たる可能性がある。そうなった時は楽しみにしています」と秋山が話せば、遺恨がある諏訪魔は「俺が反応したって? 何てことを質問してくるんだ! 何をしてくる相手なのか分からない相手なので、そこは答えようがないという感じ」と動揺する様子も見られた。

 また、2回戦(17日の横浜ラジアントホール大会)で激突する可能性がある青木は「これは聞いていたら混乱すると思って、途中からほとんど聞いていなかった。あんまり考えるとドツボにはまるので、基本的に全て聞き流しました」と強調。いったいカシンは何がやりたいのか…謎は深まるばかりだ。