前IWGPヘビー級王者の内藤哲也(34)は、EVIL(29)との「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)」対決を制して、勝ち点10で単独首位に立った。

 序盤はマット上で寝転がったり、リングを周回するなどしてEVILのペースを狂わせようとしたが、同門には通用しなかった。逆に場外戦ではイスで脳天を打ち抜かれて大ダメージを負ってしまう。ここから数分間はEVILの猛攻にさらされた。

 それでも徹底的な左足攻めで流れを変え、雪崩式フランケンシュタイナーで逆転に成功。最後はデスティーノで勝利した。試合後はこぶしを突き合わせ「俺がパレハとして連れてきたことは間違いじゃなかったと確信した」とEVILの健闘をたたえた。これで混戦のBブロックで頭一つ抜け出た内藤は「LIJのためのG1を楽しませていただきますよ。どんな結末が待ってるのかって? その答えはトランキーロだぜ!」と豪語。3年ぶりの祭典制覇へ一直線だ。