右腕に全治3か月の重傷(右尺骨遠位端骨折)を負った邪道・大仁田厚(58)が3日、東京・品川区浜松町でゼロワンのイベントプロレスに強行出場した。2日に2時間の手術を受け、プレートとボルト6本を右腕に埋め込んだ。この日朝に退院したばかりで、医師の反対を押し切ってリングに立った。6人タッグ戦ではいつもと変わらない激しい場外戦を展開。ギプスで固定した右腕も使って机上へのパイルドライバーを成功させ、自軍を勝利に導いた。

「一人でもファンがいる限り、リングに上がるんじゃ!」と大観衆に誓った大仁田は、今後も強行出場を続ける。しかも新爆破王の船木誠勝(47)に弟子の田中将斗(43)が挑戦する超花火プロレス「とんこつ超花火」(11日、博多スターレーン)では、ダブルメーンで大仁田も電流爆破マッチを行う予定。「後継者は船木に譲りたくないし、田中しかいない。田中に取ってもらい2人で争いたい」とエールを送った。