【新日G1】全勝の真壁撃破!丸藤“戦友”和気にV届ける

2016年08月01日 16時30分

真壁(左)に強烈な顔面蹴りを見舞う丸藤

 新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」31日の岐阜大会でAブロック公式戦が行われ、ノアの丸藤正道(36)が開幕から4連勝中だった真壁刀義(43)に土をつけた。開幕戦(7月18日、札幌)でIWGPヘビー級王者のオカダ・カズチカ(28)を撃破した一戦に続き大仕事をやってのけた丸藤には、どうしても活躍を見せたい盟友の存在があった。

 

 両ブロックを通じて唯一無敗を続ける真壁と対戦した丸藤は、重量感あるラリアートに苦しめられた。それでも大一番しか出さないプランチャまで使うと、最後は虎王から顔面へのトラースキック、不知火へとつないで勝利を奪った。これで3勝2敗と白星を先行させ「最高に気持ちいい相手だった」と笑顔を見せた。

 

 初戦でオカダを破る大殊勲を挙げ一躍、G1のキーマンになった。「せっかくそういう結果を残したので、薄れないようにしたい。IWGP挑戦? 俺がとやかく言うことじゃない。目の前に敵が立ちはだかるので、今は視野に入っていない」

 

 オカダ戦の2日後には無念の知らせが届いた。ボクシングのIBF世界スーパーバンタム級王座決定戦(20日、大阪)で友人のリーゼントボクサー・和気慎吾(29=古口)が、21戦全勝21KOの強豪、ジョナタン・グスマン(27=ドミニカ共和国)に11回TKOで敗れたのだ。和気とは2014年秋に親交が始まり、昨年5月に丸藤がGHCヘビー級王座に挑戦する直前には、和気が東京・有明の道場まで激励に訪れたこともあった。

 

 初の世界戦ながら和気の勝利を信じていただけに、ショックは大きかった。それでも頬骨と肋骨を骨折しながら最後まで戦い抜いた“戦友”には「一番残念だったのは本人だったと思う。ただ俺もそうなんだけど、見た人に必ず何かを伝えることはできたと思う」とねぎらいの言葉をかけた。

 

 その一方で自身も気が引き締まった。「お互い刺激し合える仲でいられれば、ボクシングもプロレスもさらに盛り上がる」という思いから、再起を誓った盟友に、G1制覇の朗報を届ける決意を固めたという。

 

 くしくも和気が敗れたエディオンアリーナ大阪では、6日に棚橋弘至(39)との大一番が控える。

 

「丸藤の印象を日本各地で残して、得られるもの全てをノアに持ち帰りたい」。ノアの天才は盟友への思いを胸に残り4戦を戦い抜く。