潮崎 J2熊本・巻にGHC王座V2約束

2016年07月27日 16時30分

最後の前哨戦となった25日の新宿大会では、ラリアートで杉浦からフォールを奪った

 ノアのGHCヘビー級王者・潮崎豪(34)が26日、熊本地震被災地復興のため“越境タッグ”を結成した盟友にベルトをささげることを誓った。30日の東京・後楽園ホール大会で杉浦貴(46)とのV2戦に臨む王者は、サッカー元日本代表FW巻誠一郎(35=J2熊本)との約束を果たし、決戦翌日に勝利を報告する決意だ。

 

 タイトル戦を4日後に控えたこの日、潮崎は静かに決戦へ思いをめぐらせていた。そして「どういう試合になるのか、想像できない。場外でひと呼吸置いて回復するのも一つの戦い方だったけど、そういう場をなくされるのはキツイかも」と分析した。

 

 5月28日の大阪大会以来となる杉浦とのGHC戦は、通常の60分1本勝負から時間無制限に変更され、同王座史上初の「ランバージャックデスマッチ」で行われる。ノア軍と鈴木軍の両陣営がリングを取り囲み、場外落下やエスケープの際はすぐリングに戻される過酷なルールだ。

 

 くしくも昨年6月、引退前の天龍源一郎(66)が「鈴木軍とランバージャックデスマッチとかやって、突拍子のないもので活路を開くのも一つの手だな、フフフ…」と、鈴木軍に4大王座を独占されていたノアに提案したのがまさにこのデスマッチ(本紙既報)。そのため潮崎も「これまでのGHCをイメージしている人は『?』と思うかもしれないけど、決着をつけるにはそのルールがいい」と完全決着を狙う覚悟を決めた。

 

 王座を死守しなければならない理由もある。14日に故郷の熊本を訪れ、熊本地震直後からスポーツ界を代表して復興支援活動を行っている巻と初対面した。その際に「熊本出身レスラーとしてスポーツ界を盛り上げてください。そして31日はベルトを持って応援に来てください」と握手を交わしたからだ。

 

 31日には東京V―熊本戦(味スタ)の応援に駆け付けることが決まっている。どうしても王者のままでチームの勝利を後押ししたい。「ロアッソ(熊本)の選手が一丸となって一つの方向に向けて頑張ってる。ノアも負けない」と潮崎。故郷・熊本のためにも地獄のリングから生還を果たすつもりだ。