ノアの拳王(31)が25日、ジュニア勢を一喝した。ジュニアのオールスター戦「スーパーJカップ」1回戦(20日、後楽園ホール)にノア代表として原田大輔(29)、石森太二(33)と出場したが、2回戦(8月21日、有明コロシアム)進出を決めたのは拳王だけ。

 情けない状況に拳王は「俺たちが戦ってるリングが一番だと証明するために出場したのに残念。結果がすべてだし、負けたヤツらはふがいねえ」と声を荒らげた。優勝までの3試合は、団体の看板を一人で背負って戦うしかない。「俺まで負けたら『ノアは何やってんだ!』となる。応援してくれるクソヤローたちのためにも、優勝しなきゃ」と独特の口調で決意を新たにした。

 この日の新宿大会で行われた「ジュニアタッグリーグ戦」では大原はじめ(32)とのコンビで金丸義信(39)、エル・デスペラード組と対戦。蹴暴(ランニングサッカーボールキック)でGHCジュニア王者の金丸を沈め、勝ち点6で首位タイに並んだ。「タッグリーグを優勝して、いい流れでJカップに行く。そしてGHCジュニアのベルトも狙ってやる」と豪語した拳王。この夏、一気にジュニアを完全制圧してみせる。