24日の超花火プロレス「なにわ超花火」で船木誠勝(47)に敗れて金看板を失った大仁田厚(58)は、憔悴しきった表情で敗戦を認めた。「さすが船木、UWF。今日は完敗した」と声を絞り出したが、一度も被弾させることができずに敗れた事実は重く、精神的ショックは計り知れない。しかも蹴りを食らった際に右手首を負傷。骨折の可能性もあるという。

 試合後には愛弟子の田中将斗(43)を筆頭にTARU(51)、NOSAWA論外(39)の3人が次期挑戦者に名乗り上げたため、自身はシングルのタイトル戦線から“一時撤退”する模様だ。

 8月26日には新団体「ファイヤープロレス」旗揚げ戦(東京・ディファ有明)も控えており、まずはそちらに気持ちを切り替える。「必ず船木をぶっ叩くことを約束する!」と誓った邪道。完全引退の日と定める来年10月の還暦まで、再び爆破の頂点に返り咲けるのか。