W―1は4日、東京・新宿区の事務所で8月11日の神奈川・横浜文化体育館大会の追加カードを発表した。

 全日本プロレスの秋山準(46)、野村直矢(22)、青柳優馬(20)組と6人タッグ戦で対戦する武藤敬司(53)が選抜パートナーを公開。土肥孝司(26)、熊ゴロー(25)の2人に決まり「体も大きいし、体力も自信がある。土肥にいたってはお前、元暴走族だよな? ケンカになったら一生懸命働いてくれる気がした」と説明した。

 普段は別々のユニットに所属する2人だが「この試合に関しては俺のため、W―1のために自分たちの思想を抜きにして頑張ってほしい」と期待を寄せた。

 土肥が「俺からしたら大好物な試合。弱いものイジメも嫌いじゃないけど、狙うは向こうの大将のみ」と秋山狙いであることを予告すると、熊ゴローも「W―1は退団する人もいてケガ人もいるけど、ここは若手が引っ張っていかないといけない。全日本を叩きつぶしてやります」と表情を引き締めた。

 2人の頼もしい言葉に目を細めた武藤は「点から線になるかは彼ら次第。秋山に臆する必要はないよ。十二分にお前らの体力、技量で対抗できると思ってる。俺も足を引っ張らないようにコンディションをつくります」と話した。

 なお、同大会ではW―1チャンピオンシップ王者KAI(33)に征矢学(31)が挑戦するほか、黒潮“イケメン”二郎(23)が飯伏幸太(34)と対戦することが既に発表されている。これで全8試合が決定した。