1日のW―1東京・後楽園ホール大会に、グレート・ムタの新パートナー「武・殺忌苦(ぶ・さいく)」が降臨した。

 その正体は黒潮“イケメン”二郎(23)の化身。6月8日の後楽園大会でムタに敗れた黒潮は「強くなりたい」と直訴して、ムタに拉致された。そこで“魔改造”を施され、新たな魔界の住人になったのだ。

 試合前から傷だらけの武・殺忌苦は、小汚い黒ジャケットを羽織って登場。コールされるやムタと同時に毒霧を噴射した。KAI、稲葉大樹組との試合でも息の合ったラフファイトを見せ、魔界仕込みの師弟愛を感じさせた。

 さらに魔界コンビはW―1王者のKAIを場外で流血させるなど、やりたい放題。最後は武・殺忌苦がトップロープからKAIにパイプイスを投げつけた後、ダイビングフットスタンプでKOして3カウントを奪った。

 試合後、武・殺忌苦は再びムタに拉致されて行方不明に。この日、8・11横浜文化体育館大会で黒潮が「イケメン試練の七番勝負」第6戦として“ゴールデンスター”飯伏幸太と一騎打ちすることが発表された。果たして現世に無事、帰ってくるのだろうか。