「世界格闘技の日」制定記念クルーズパーティーが26日、東京ベイクルージングレストラン「シンフォニー」で開かれた。

“現在に続く全世界レベルでの総合格闘技の礎となった”とされるアントニオ猪木VSモハメド・アリの異種格闘技戦が1976年6月26日に行われたことから、同日が「世界格闘技の日」として、今年5月5日に社団法人日本記念日協会から制定を受けた。

 この日はその制定を祝う船上パーティーが開催され、アントニオ猪木氏(73=参議院議員)ほか、この試合でセコンドを務めた坂口征二氏やシュートボクシングのシーザー武志会長、日本ボクシング協会の金平桂一郎副会長らが出席。パーティー参加者約300人を乗せ、猪木氏の「1、2、3、出航!!」の合図で船出となった。

 船上では今月急逝したアリ氏に黙とうもささげられ、猪木氏は「(アリ氏には)ありがとうというか…。その後政治の世界に入って、各国の要人に会う時もあの一戦があったから出てきてくれる部分がある」と感謝。さらにアリ氏の墓参りの予定を問われると「行く予定だったんですが、ちょっとね…。都知事選がありますから。なーんちゃって、ダーッハッハ」と上機嫌にアントンジョークを飛ばした。